レッスンの流れ:
ウォームアップと復習:
「ウォームアップ」レッスンを参考にしてください。
新出内容とレッスンの実施方法:
1. 形容詞の復習と導入
事前に準備すること:
レッスンまでに以下のアイテム、写真、絵カードなどを少なくとも2つずつ集めておいて下さい:
- 人の写真(例:雑誌などに掲載されているもの) :「tall」「short」などの形容詞を導入するため
- えんぴつ(長いものと短いもの)
- 車の写真(雑誌などに掲載されているもの):「fast」「slow」などの形容詞を導入するため
- 大きな動物の写真やおもちゃ(例:ゾウ、カバ、サイ、牛、くじらなど)
- 食べ物のおもちゃまたは絵カード(いろいろなサイズのアイテムが描かれたもの):「big」「small」「delicious」などの形容詞を導入するため
- 古いアイテムと新しいアイテム(例:本や洋服など)
- 安価なアイテムと高価に見えるアイテム(例:ペン、時計など)
- 蝶または色鮮やかな鳥の写真:「colorful」や「beautiful」などの形容詞を導入するため
- some weather pictures: for good / bad
- 天気の写真:「good」「bad」などの形容詞を導入するため
また、単語カードを切り離して用意しておいてください。ペアまたはグループに1セットずつ行き渡るようにします。(先生用も1セット用意してください)−単語カードにつきましてはこのレッスンプランの最後のページをご覧ください。
レッスン:
アイテム、写真、絵カードなどを教室内にランダムに置きます。(例:テーブルの下に置く、壁に貼る、本棚に置くなど) 子どもたちは単語カードとこれらのアイテムをマッチさせていきます。(単語カードにつきましてはこのレッスンプランの最後のページをご覧ください)
子どもたちをペアまたは小さなグループに分けます。グループに1セットずつ単語カードを配ってください。みんなにカードに書かれている単語のイメージに合うアイテムや写真を探し、見つかったらそのアイテムや写真のそばにカードを置くように伝えます。単語の意味が分からないカードがあったら、意味を想像してカードをいずれかのアイテムのそばに置かなければならないことも説明してください。
タイムリミット(例:5分など)を設定しましょう。ペアまたはグループで協力して、アイテムのそばに単語カードを置きにいきます。
メモ:先生が置いたアイテム以外のものにも単語カードを置いてもらうようにしましょう。(例:子どもたちのバッグのそばに「heavy」「old」「colorful」などの単語カードを置いてもらう)
制限時間を過ぎたら、子どもたちにはグループごとに座ってもらいます。何人かにアイテムと単語カードを持ってきてもらい、よく見えるように教室の前の方に置いてもらいましょう。(例:テーブルの上など) 各アイテム、正しい単語カードとマッチできていたチームに得点が入ります。(例:長いえんぴつと「long」のカードをマッチできていた場合など) 間違ったカードとマッチされていたアイテムがあれば、正しい単語を導入してください。
最後に1番得点の高かったチームの勝ちです。
2. 「Adjectives & Comparatives Pictures」のワークシートに形容詞を表す絵を描く
全員に「Adjectives & Comparatives Pictures」のワークシートを配布します。このアクティビティも先ほどと同じチームでします。子どもたちには教室の前方に置かれたアイテムと単語カードを見ながら「形容詞」の欄の単語のそばに絵を描いてもらいます。(例:「tall」という語のそばに背の高い人の絵を描く、「short」のそばに背の低い人の絵を描くなど)
全員が描き終えたら、ワークシートのすべての形容詞をみんなで言う練習をしてください。それからペアごとに練習します。1人がワークシートの絵を指さし、もう1人に(その絵に関する)形容詞を言ってもらいます。例:
Aさん: What's this?
Bさん: A fast car.
Aさん: And this?
Bさん: A tall man.
など
後ほどワークシートを使用しますので、子どもたちに持っておいてもらいましょう。
3. 形容詞の比較級(形容詞+er / more + 形容詞)を導入する
最初のアクティビティで使った、人の写真を2枚取り出し、ボードに貼ります。背の低い方の人の写真の下に「tall」と書きます。もう1人の人(背の高い方の人)を指さし、「taller」を引き出すか導入してください。(背の高い方の人の)写真の下に「taller」と書き、(taller)のようにerに下線を引きます。
上記のように「short – shorter」「long – longer」など、erを使って比較級を作る形容詞をあといくつか練習しましょう。
次に、ボードに2枚「高価な」アイテムの写真を貼ります。どちらかの写真の下に「expensive」と書き、もう1枚の写真の下には何と書いたらよいかたずねてください。おそらく子どもたちは「expensiver」と答えるでしょう。ここでmoreを使う比較級を導入し、「more expensive」と書きましょう。
それからボードを使って、比較級「more+形容詞」をもう1つ導入しましょう。
4. 「Adjectives & Comparatives Pictures」のワークシートに形容詞の比較級を書き、絵を描く
子どもたちにもう1度「Adjectives & Comparatives Pictures」のワークシートを取り出してもらいます。形容詞の比較級の欄にすべての比較級を記入し、絵を描いてもらいましょう。
例えば、まず「背の高い」方の人を指さして最初の列に「taller」という語を記入します。それから「smaller」を2列目の比較級の欄に記入し、(より)背の低い人の絵を描いてみせます。
子どもたちがワークシートをしている間、先生は教室内をまわり、手伝ってください。全員がワークシートを終えたら、子どもたちから答えを引き出し、その答えをボードに書いて答え合わせをします。以下の点に注意してください:
- 「heavier」のスペル (「y」が「i」に変わる)
- 「bigger」のスペル(「g」が1つ増える)
- 「good (better)」と「bad (worse)」などの不規則変化
5. 子どもたち同士で形容詞の比較級をテストする
子どもたちを2人1組にします。1人(Aさん)は自分のワークシートを見ますが、もう1人(Bさん)は裏返します。まずAさんが形容詞を使った短い英文を言い、Bさんは形容詞の比較級を使った文を言います。例:
Aさん: An old book.
Bさん: An older book.
Aさん: A beautiful bird.
Bさん: A more beautiful bird.
AさんがBさんをテストしたら、役割を交代してBさんがAさんをテストします。
最後に全員ワークシートを裏返して立ってもらいます。1人ずつ、先生が言う形容詞を比較級にしてもらいましょう。正しく答えられたら座ることができます。例:
先生: Satoshi, a cheap car.
デヴィッド: A cheaper car.
先生: Good job! You can sit down.
6. 「Let's compare things around us」をする
子どもたちを2人1組にします。まず、先生が誰か1人と見本を見せてください。教室の中を歩きまわり、何か1つアイテムを指さします。このとき「A cheap pencil case.」など、ワークシートの形容詞を使って短い英文を言いましょう。パートナーの子はペンケースをもう1つ探して先生が指さしたペンケースと比較します。例:
先生: (ペンケースを指さしながら) A cheap pencil case.
Aさん: (ペンケースを指さしながら) A cheaper pencil case.
(or)
(または)
Aさん:(ペンケースを指さしながら) A more expensive pencil case.
引き続き、ペアで教室の中を歩きまわりながら、いろいろなものを比較してみましょう。
7. リーダーズの「Ben the Wizard」を読む
この読み物は今日これまでのアクティビティで練習した語彙と基本文を定着させるのに役立つでしょう。レッスンまでにリーダーズの「Ben the Wizard」をダウンロードし、印刷しておいてください。読むときは、ベンが使ういろいろな魔法を指さし、形容詞とその比較級を子どもたちから引き出してください。例:
先生: (2ページの上の絵を指さしながら) What is this boy doing?
子どもたち: He's running!
先生: Yes, that's right. Why is he running?
子どもたち: To catch the bus!
先生: Yes, but why? Is he early or late?
子どもたち: Late!
先生: Yes, he must be late. Do you think he can catch the bus?
子どもたち: No!
先生: Why not?
子どもたち: The bus is too fast!
先生: Right! So if the bus is too fast, the boy must be ... ?
子どもたち: Too slow!
先生: Yes, good job! Now look here (ベンの絵を指さす). He's casting another
spell - zap! Now, is the boy too slow?
子どもたち: No, he's faster!
先生: That's right, good job! Let's check (お話を読む) "John is late for his bus to school! He’s not fast enough to catch it. Zap! Now he’s much faster!"
---
下のリーダーズ動画もご利用ください。(インターネットへの接続が必要となります。)
8. 「Magazine pictures comparisons game」をする
このアクティビティにはたくさんの雑誌、その他の印刷物(カタログ、パンフレット、新聞、本など写真が掲載されているもの)が必要です。
まず、今日のレッスンで学習したすべての形容詞をボードにランダムに書きましょう。以下のようにしてください:
次に子どもたちを3〜4人ずつのグループに分け、グループごとに1つのテーブルのまわりに座ってもらいます。テーブルの真ん中には雑誌、その他の印刷物を山にして置きます。(なるべくたくさん置きましょう)
各チーム、1人ずつ立ってもらい(立っている子をAさんとします)、ゲームを始めます。どのチームもAさんが雑誌をどれでもよいのでパラパラとめくり、写真を1枚見つけます。そしてボードに書かれた形容詞の1つを使って「A beautiful boat」などその写真を表す英文を作ります。続いて各グループ、Aさん以外の子たちが(Aさんが作った文に出てくるアイテムと) 同じ種類のものの写真(ここではボート)を残りの雑誌から探して、「A more beautiful boat」など比較級を使った英文を言います。
- (Aさんの作った英文に出てくるのと同種のアイテムの)写真を最初に見つけ、正しく英文を作った子に得点が入ります。
- 誰も写真を見つけられなかった場合には、Aさんに得点が入ります。
- 得点をゲットした子から2回戦を始めます。
- ゲーム終了時に1番得点の高かった子の勝ちです。
子どもたちがゲームをしている間、先生は教室内をまわって語彙に関するアドバイスをし、ミスがあれば修正してください。全員に(立って)写真を選ぶチャンスが何度かまわってきたら、ゲームを終了してください。
最後に、みんなでチェックをしましょう。各グループ、少なくとも1人ずつに、(選んだ写真を見せながら)その子のグループで作った英文を言ってもらいましょう。
まとめ
1. 宿題を出す:「Compare things at home」のワークシート。
2. 「ウォームアップ」及び「まとめ」レッスンシートに掲載されたアイデアを利用し、レッスンをまとめる。